リングアナ て

2002.03.30
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従兄弟が連れてきた甥っ子の遊び相手をしてあげていたらマウントポジションをとられました。
いくら子供とはいえなめてかかっちゃ危ないと思ってガードを固めようとしたらスッと立ち上がり。
「 この道をいけよ。いけばわかるさ。ありがとー!! 」

甥っ子の将来に一抹の不安を覚えたボクは従兄弟を座らせてちょっぴり説教口調。
「 べつにテレビを見るのはいいけど、たまには知的な番組も見せてあげなよ。 」
すると従兄弟は横目で奥さんのほうをチラリ。
「 ・・・すいません。わたしが格闘ファンなので。 」
「 そ、そうですか。 」
「 何事も小さいうちから慣れ親しんでおくほうがいいっていうじゃないですか。だから今のうちからと思って。 」
「 え。格闘家にしようと思ってるの?たいへんだよあっち方面の職業は。怪我なんかしょっちゅうだろうし現役でいられるのもそう長くはな・・・ 」
「 いえ。そうじゃなくてリングアナウンサーにと。 」
「 -はい? 」
「 かっこいいと思いませんかリングアナウンサーって。自分の息子があそこに立ってる姿を想像しただけでジーンときちゃうなぁ。 」
おい。従兄弟よ。目をそらすな目を!現実から逃げるんじゃない!
あ、そこ出て左手がすぐ玄関だから、もう帰っていいよ。ほんとに。

子は親を選べないっていうけど、職業ぐらいは選ばせてあげようね。「 欲しいものは? 」て訊いたときに「 ゴングとチカラ。 」て答えられたらかなしいよね!権力と書いてちからって読んでるんだもんね!

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