ジャポネーゼ忍者現るの巻

2002.07.01
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聞いてくださいよみなさん。一昨日の夜のことなんですけどね。えらい目にあったんですよ。それも妹くんに。 注)だいぶ長いです

友人宅で麻雀に熱くなり、知恵熱も冷めやらぬまま友だちの車で送ってもらって帰ってきたのが午前三時近く。当然家の電気は消え妹くんは寝ている時間。
遠ざかる車の排気音を耳に家の鍵を取り出す。

「 ただい…ま… 」 ガチャッ

「 ただい… 」 ガチャガチャ

「 …ただ… 」 ガッチャンガッチャンガコガコ

シーーン

戸 開かないがな。


うちの玄関には鍵がふたつ上下に付いていて、上の鍵だけお互い持ち歩くようにし、下の鍵はふたりとも家にいるときだけ掛けるようにしています。

この日家を出るときは妹くんがいたし、出かけてくると声をかけて出たのだから、まだ帰っていないことはわかるはず。それなのに下の鍵も締めてある。
これって閉め出しくらったんですか、あんちゃんなんてもういらないよポイポイってことなんですか。

鍵を見つめていてもどうしようもないので、寝ているとは思っていましたがとりあえず携帯に電話。
案の定出ない。
チャイムをはげしく鳴らす。時には運動会のテーマ風に。
しかし起きない。
20分ぐらいねばりましたが起こすのは無理そうなので、とりあえずどうしたらいいか考えることに。

車の鍵は家の中なので車中泊はできない。
送ってもらった友だちは7時から用事があると言っていたので、いまから呼び出したりなんかしたらキレて鉄パイプでお仕置きされる。

そうなると別の友だちってことなのだが、
①この時間まで起きている。
②家まで迎えに来てくれる。
③泊めてくれる。
④次の日用事があるから8時までに送ってきてくれる。
そんな条件を満たした心優しい友だちはいないだろうという結論がでる。ボクだってイヤです。
もうこうなったら窓ガラスでも破るか。グーで。

あ、ちなみに駐車場に彼氏くんの車はなかったです。そんなのあったらもちろん鍵がかかってるの判明した時点で狂ったように窓ガラスぶち破ってましたよ。それこそ、校舎の窓ガラス壊して回る勢いで。アハハ アハハ

ここでひとつある考えが浮かびました。
『 なんとかして二階によじ登れないだろうか 』
実は二階のベランダ側の部屋はボクの寝室で、いつも窓の鍵閉めてないんです。だからなんとかしてベランダに辿り着ければお家に入れる!ぬくいシャワーがボクのこの荒みかけた心を癒してくれる!

倉庫に脚立があったのを思い出して玄関脇にもってくる。脚立にのぼり屋根へ手を伸ばす。
と、届く!
届くよ!! おっしょさん!! 天まで届くよ!!

雨に濡れた屋根によじ登り、全身びしょびしょになりながらベランダへ到着。
まるで、危機に直面した愛する恋人を助けるために刑務所から脱獄した主人公のような気分で窓を開けたボクの耳には、ショーシャンクの空のテーマ曲が流れていました。そろそろ色々と限界桜井さん。

もちろん、妹くんをたたき起こして文句を言うなんてことはせず、シャワーを浴びて就寝いたしました。我が家サイコー。


夕方。なんで鍵を閉めたのか問いただすと

「 ごめーん。車あるからてっきり部屋に居るもんだと思い込んじゃって、鍵閉めちゃった。それよりお腹空いたよー。 」

お腹空いたじゃない!おかげで忍者プレイを楽し…つらかったんだぞ!

「 そうだね。何か食べにいこっか。 」


救いようがない兄バカとか言わないでください。この頃家にあんまりいないから、いっしょにご飯食べるの嬉しいの。いいでしょ?

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