『 物より思い出 』。どこかの車のコマーシャルでそんな言葉が流れていた。まさにその通りだとボクも思う。
最初で最後(?)の彼女には、指輪とかネックレスとかバックとか色んなものを買ってあげた。ボクも財布やバックなどを買ってもらった。どれも高価な物ばかり。
でもいま手元には、買ってもらったものは何ひとつ残ってはいない。唯一あるものといえば、手編みのセーターだけ。
すごく欲しかった高価な指輪。贈り主は友だちでも恋人でも嬉しい。でも露天で売ってるようなチープな指輪は、恋人からだからこそ嬉しい。
裏にメッセージでも書かれていたら、一生捨てたりはしないだろう。
売っているものだったら自分で買えばいい。欲しいのはそのひとの、匂いや体温や心を感じるもの、思い出。
手作りのケーキ、歳の数だけキスをすること、蛍光ペンのメッセージ、小旅行、愛してるって真顔でいうこと。
好きなひとへのプレゼントって、そういうもんだと思う。
さ 「 …ということで、お祝いに、あんちゃんお手製豪華ディナーを作ってあげます! 」
い 「 いらなし、彼氏と食事するし、お金のほうがいいし。 」
世の中お金だね。(もう涙も涸れ果てました)
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