悲鳴な夜

2003.05.19
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就寝前の読書をしていたときだった。
出かけていた妹くんが帰ってきて、部屋にはいった足音が聞こえる。と、その刹那、夜を切り裂く絶叫が…

い 「 ギャーーーーー!!! 」

それと同時に妹くんが、息せき切って部屋に駆け込んでくる。

い 「 あ、あんちゃん。部屋に、賊が!! 」

さ 「 なにぃ!? 」

本を投げ捨てベットから飛び出し、慌てて妹くんの部屋に飛び込むと、そこには、全身を黒で覆った賊が暴れまわっていた。
咆哮とともに飛びかかると、そいつらを二階の窓から、ちぎっては投げちぎっては投げ、またたく間に賊を退治したのであった。

 続く…

…わけもなく、妹くんが叫び声をあげたものの正体は、賊ではなく鳥でした。ツバメに似た黒い鳥。
昼の間に迷い込んだのであろう。部屋のあちこちには糞が撒き散らされていた。
帽子を使って捕まえ、窓から放つと、あっという間に飛び去っていった。(鳥目なのに夜飛べるのかぁ)

それにしても、いつも冷静沈着な妹くんが悲鳴をあげるとは。
鳥だけに、トリ乱した。なんつて。

なんつて!

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