男ゆえの歯痒さ

2004.06.16
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居間にあるテーブル。長年暮らしていると、座る場所というのはだいたい決まってくる。
わたしはテレビの真向かいに。妹は台所側に。
そことは違う場所に座ると、なんとなくしっくりこないものです。

二日ほど前、妹くんの定位置に、薬の袋が置いてあるのを見つけた。
何気なく手にとってみると、”ポルタレン錠”という薬の名前と、○○産婦人科という文字。
病名らしきものは何も書いてない。

なんだろう、と気になって、すぐさまパソコンの電源をいれネットで検索してみた。
しかし、いくつか検索にヒットするものの、いまいちよくわからない。
そうなるとますます不安になってくる。

かといって、妹に直接聞くのにもためらいがある。
きっと、何かあるなら彼女のほうから話してくれるだろうと思い、薬は見なかったことにした。
しかし、その日は何も聞かされることはついになかった。

翌日。考えていてもしょうがないので、夕食時に思い切って聞いてみた。
妹の回答はこうだ。

「このごろ生理が遅れてるんだっけ。二ヶ月とかこなかったりして。だから病院行って診てもらったの。そしたら薬くれて。 あ、あと、もしかしたら子宮内膜症の可能性もあるから、とりあえず検査うけてきた。一週間ぐらいで結果わかるってさ。」

とりあえず、ほっとした。
でも、その検査結果が気になる。
何事もなければ、と願うばかりだ。

こういうときに母親がいたら相談できるのに、と思う。そうでなくとも、兄ではなく姉であったら、きっと話してくれたのにとも。
いっしょに暮らしているのに何の力にもなれない。歯痒さをひどく感じる。

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