ここ数週間、身近なひとが、やたらとUFOを目撃している。
これは、何かの前触れなのだろうか?
最初に見たのは、隣の職場のMさん。
夕刻、喫煙所の窓から夕闇の空を眺めているときに、オレンジ色の小さな物体が、並行移動したあと消えたという。
数日後、同じ職場のSも、似たような物体を見た。
(ふたりとも、飛行機ではないと断言している)
さらに数日後、今度はビリヤード仲間のNが遭遇した。
ペットを散歩しているときに、やはりオレンジ色の物体が、まるでダンスをしているかのように、頭上に光の輪を描いたという。
そして先日、ついに妹くんまでもが見てしまった。
台所で夕食の準備をしていたところへ、やや興奮気味に現れて「いまスゴいもの見ちゃったんだっけ!」と説明した。
車から降りて玄関へ向かおうとしたとき、頭上を、オレンジ色の光が、真っ直ぐに流れたあとスーッと消えたという。
みんなの証言で共通しているのは、その物体はオレンジ色の光を放ち、飛行機とは違って点滅をしないということ。
そして、発見された時間は、だいたい18時~19時の間であるということ。
はたして本当にUFOなのだろうか?
だとしたら目的はなんなのか?
なぜいま急に身の回りで相次いで目撃されているのか?
色々考えた結果、ひとつの結論に達しました。
それは、木星にいらっしゃる父上と母上がぼくちんを迎えにきたのではないか、ということ。
「まことや、そろそろ星に帰りましょうぞよ」
「あいや母上様、もう少し地玉にいさせてたもれ」
「なにをいうてるか。三十路すぎても地玉のおなごとチョメチョメできんときには、星に帰ると約束したではないか」
「父上、確かにそのように約束はいたしました。さりとて地玉のおなごたちは、木星から来たと申すれば、腰を抜かしてしまいますゆえ、うまくは事が運ばぬのでござります」
「腰を抜かす?ならばその機会にチョメチョメすればよいではないか。わしとて、こやつと最初のころは、腰を抜…」
「いいえ父上。地玉では、それは罪なのでござります」
「なんと!ならば、どのようにしてチョメチョメいたすのだ?」
「はい。まず”お金”というものを集めまして、それを持参して”ソープランド”と呼ばれる場所に…」
ごめん。もう、よくわかんない。
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