『駅前にできた、中華料理屋知ってる?』
「あぁ、あれですか。知ってますよ。でも前を通ったことはあるけど、まだ入ったことはないっすね。雰囲気からしてなんとなく高級そうで」
『確かにそう見えるかも。でも実際はそうでもないよ』
「安西さん行ったんすか?」
『…ん、まぁ、一回だけだけどね』
「へぇー。」
『…』
「店のなかって、どんな感じなんすか?」
『どんな感じって、…なんか、こう、天安門(?)ぽい感じ』
「-天安門ねぇ」
『…』
「料理はどうでした?珍しい料理とかありました?」
『うーん。注文は友だちに任せたから、あんまよく覚えてない』
「そっかぁ。でもきっとあそこだったら、チェ・ジウとかウォン・ビンとかおいてあったんじゃないんですか」
『チェ…なに?』
「チェ・ジウとかウォン・ビン。有名な高級中華ですよ」
『あ、あぁ、あれね。そういえば頼んだような頼まなかったような』
「どんな味でした?」
『…』
「…」
『…ピリ辛?』
「ピリ辛?」
『いや、どちらかというと…甘辛?』
「甘辛?」
問い詰めてる最中に休憩時間が終わってしまったのですが、翌日以降その話はまったく会話に出てきません。ちゃんちゃん
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