見栄を張ってしまうひと

2005.06.14
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『駅前にできた、中華料理屋知ってる?』

「あぁ、あれですか。知ってますよ。でも前を通ったことはあるけど、まだ入ったことはないっすね。雰囲気からしてなんとなく高級そうで」

『確かにそう見えるかも。でも実際はそうでもないよ』

「安西さん行ったんすか?」

『…ん、まぁ、一回だけだけどね』

「へぇー。」

『…』

「店のなかって、どんな感じなんすか?」

『どんな感じって、…なんか、こう、天安門(?)ぽい感じ』

「-天安門ねぇ」

『…』

「料理はどうでした?珍しい料理とかありました?」

『うーん。注文は友だちに任せたから、あんまよく覚えてない』

「そっかぁ。でもきっとあそこだったら、チェ・ジウとかウォン・ビンとかおいてあったんじゃないんですか」

『チェ…なに?』

「チェ・ジウとかウォン・ビン。有名な高級中華ですよ」

『あ、あぁ、あれね。そういえば頼んだような頼まなかったような』

「どんな味でした?」

『…』

「…」

『…ピリ辛?』

「ピリ辛?」

『いや、どちらかというと…甘辛?』

「甘辛?」


問い詰めてる最中に休憩時間が終わってしまったのですが、翌日以降その話はまったく会話に出てきません。ちゃんちゃん

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