カメラ

2005.09.07
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もう、10年以上前になるだろうか。社会人になりたてのわたしは、何か趣味を持とうと、以前から興味のあった写真に目をつけた。
当時、デジタルカメラはあまり普及しておらず、選択肢のなかには銀塩しかはいってなかった。
あれこれ悩んだ末、お金を貯めてカメラを手にした瞬間の喜びは、いまだに覚えている。

その後、デジタルカメラが普及しはじめ、どんな感じなのだろうと思って買って使ってみたら、すっかりその便利さに馴染んでしまった。
以後、3台目、4台目と、やはりデジタルカメラを買い続けている。

数日前、探し物をしているときに、銀塩で撮った昔の写真が出てきた。リバーサルフィルムを使っていたので、ルーペで鑑賞することができる。
ちょっとだけ、と思いつつ、しばらく写真を眺めていた。何の変哲もない風景写真を。
懐かしさとともに、得も言えぬ不思議な衝動が湧き上がってくる。
もしかして、すっかり使わなくなったカメラが、また日の目を見せてくれって、メッセージを送ったのかしら?なんて考えてみたり。

ここ数年、ずっとポートレイトしか撮ってこなかったが、また風景写真でも撮ってみようかと思う。
いつかまた、懐かしさを味わうために。

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