一瞬でも早く露呈してしまいたいわたしが
一生隠しておきたいあなたのそばにいる
小さな風でバランスを崩してしまいそうなふたりを
秘密と、それに近い嘘だけが繋いでいる
あの時わたしは、激しい雨と風にまぶたを塞がれて
正しくはない愛しかたでも
人は人と深く交わって生きていけることを知らされた
絶え間なく歩き、走る毎日
たまに現れる給水所で
孤独感と罪悪感で満たされたボトルを渡される
わたしはそれを両手で払いながら
また歩き、走っていく
目指しているのはゴールじゃなくって
ただ、立ち止まれば終わってしまうから
振り返るのがこわいから