仙台に支店を出すことになった。
そこでいま、仙台で求人募集をしている。
予定人員は3名。ディレクター1名のデザイナー2名。
デザイナーは派遣社員、ディレクターは正社員とする予定なので、ディレクターには必然的に管理者としての要素も必要となる。
もし仮に、適材なディレクターの応募がなかった場合、または、ディレクターとして雇用したものの、管理者としては不向きであった場合、こちら(本社)から誰かが仙台へ転勤することになる。
その対象として白羽の矢が立っているのが、オレなのだ。
本社には十余名の社員がいるが、うまく派遣社員を管理できそうな人材は、いないに等しい。
一人いることはいるのだが、転勤なんて言語道断という人種なので、そうするとやっぱり自分しかいないことになる。
先日社長に「仙台に転勤になってもいい?」と訊かれ、「別にかまいません」と返事をした。
仙台に行きたいわけではないし、できるなら東京で働きたいが、会社のことを考えると他に選択肢はないと思ったからだ。
東京に来て、まだ1年も経っていない。
それでも、色んな人と出会えて、たくさん繋がりが出来て、だんだんと暮らしにも馴染んできたように思う。
それがまた振り出しに戻ってしまうのかと思うと、もちろん寂しいし、切ない。
何よりも、妹とそう頻繁には会えなくなってしまうのが、いちばん辛い。
東京か、仙台か。
年内には行く末が決まる。
珍しく、最近夜が長い。
