泣いているのでしょう

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千切れ千切れになったのに
わたしはこれから別れるべきひとの元へと帰る
明かりの消えた哀しみの最中へと

こんなにも間近に捉えていたはずの物物が
なにもかも薄れて目に映る
窓も床もテレビもソファもレンジも掃除機も棚もそこの写真立てもタオルも鏡も全ての色も
閉ざされた意思の向こう側に在るような気がした

伝わらなかった想い
わたしの想いは
どこで泣いているのでしょう
涙を忘れたわたしの代わりに
どこで泣いているのでしょう

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